現地は雨という話だったが、中正国際機場へ定刻の12時半に到着し、窓の外を見たら曇り状態。ほっとして入国手続きへ。その時点ですでに少し蒸し暑さを感じる。やはりだいぶんと気温が高いのだ。両替を済ませ、外へ出て左側へ向かうとバス会社のカウンターが並んでいた。台北車站行きのバスはすぐに購入でき、ちょうど出発というバスに背中を押されてあわてて乗り込む。外をきょろきょろと眺めていると、「とろり」というひらがなが書かれた看板発見。一体どんな商品なのか・・・どんどん市内へと近づくにつれ、にぎやかになってくる。なぜか懐かしさを覚える町並みを楽しむ。道路はあまり混んでおらず、1時間ほどで到着。ホテルに向かう途中に書店があったので、もしやと片倉佳史さんの著書『台湾日治時代遺跡』を探すと無事に発見。早速購入した。ほどなく華華大飯店に到着した。本日のお泊まりは旧館。フロントで勝美旅行社が預けていたチケットを受け取る。フロントのスタッフはとても感じがよくて親切だ。しかも日本語で大丈夫。しかし部屋は古びていて、窓の外はビルの壁。洗面台上の電球がなく、風呂も狭い。まあお値段が手頃だし、こんなもんだろう。シャワーを浴び汗を流し、気分が良くなったところでいざゆかん。



 まずは二二八公園内にある省立博物館へ。ホテルを出てすぐの所だ。門をくぐると、いきなり鯉の餌自動販売機二台による熱烈歓迎だ(直立した鯉の姿をしている。割とよく見かけた)。巨大鯉の横を抜け、博物館へ向かうが、建物の周りをへいで囲ってある。なんだろう。そのまま正面玄関へ向かうが、電気は消えている。横にあった看板に、地震による修理のため休館といった内容が!家族連れが係りの人に今日は休み?と尋ねていたが、帰っていった。やはり休館だなと、私たちも立派な正面玄関や恐竜の模型と写真だけ撮りながら、予定を立て直す。



 なんといってもこの日は「ダンナさんの日」、狛犬などとわがままはいわず、龍山寺界隈を目指す。そこは浅草に似た、活気あふれる下町らしい。しかも、「胡椒餅」という名前からしておいしそうな代物があるそうだ!デブ犬・・・いそいそと地下鉄に乗り混み、いざ龍山寺駅へ。駅前の市場、入ってすぐの所に胡椒餅の店が。お客さんがずらっと並んでいたのですぐわかった。全員地元の人らしい。絶対これは買いだとにらみ、次の焼き上がりまで30分ほど待った。その間、突然並ぶ場所が変更になりあわてて店の勝手口辺りへ移動した。そこで「でぶいぬちゃん」発見!店で飼われているのだが、このでぶっぷりは胡椒餅パワーか?!店の前で炭をおこすところを眺めながら待っていたが、いよいよおっちゃんが釜を開け、胡椒餅を取り出し始めた。これは、中で炭をおこしたドラム缶の上から釜をはめ込み、その内壁にひっつけて蒸し焼きにした肉まんじゅうだ。ぽんぽん釜の中から取り出されてくるが、買う人たちもどかどか買い込んで行く。10個単位はざらだ。私たちはかわいく2個だけ購入。さっそくかぶりつく。実にジューシィで肉汁があふれ出てくるため、胡椒餅の入っている紙袋が油でべたでたになった。味はぴりっと胡椒が効いててうまい。外側の皮は厚く、かつ堅めなので食べ応えがある。



こしょうもち 食べながら三民市場の中をぶらつく。小吃の店、焼きそばを並べて売る店、食材の店、衣料品、漢方、漬け物、じかに並べられた野菜・・・いろんな小さな店が狭い路地の両脇にひしめいている。メイン通りに数本の筋が交差しており、そこにも店がびっしりだ。鶏が籠の中で押し合いへし合いしている、その向かい側ではつぶした鶏がごろごろ並べられている。丸ごと開いたものやすっぱり半分に身を割ったものなど、見たことないさばかれかただ。黒砂糖の細工を売る店は商品が可愛かった。十二支の動物などの細工だ。なにに使うのだろう。外へ出て、別の通りを歩くがここもごちゃごちゃしてて見所満載。数字のばくちに夢中になる人の群や、夜市に向けて準備をする人たち。ゆでトウモロコシの屋台には、小さな子供達がわらわら集まってきていた。辺りには活気が満ちあふれている。他に衣料品の店がその入り口前で副業?として肉を売っていたが、あの組み合わせはどうもいただけない・・・。



 そして龍山寺に到着。お札売場で獅子の置物を発見。種類も割と豊富で、お土産に最適な吉祥グッズということだろう。外で頑張る獅子の姿を撮影し、龍山寺の西側エリアを探検。うさんくさいゲーセンをのぞくとエセたれぱんだが山のように積み上げられていた。スマートボールに似たゲーム台が並んでいたが、大人がすわってはじいていたのには驚いた。3枚100元のDVD(しかもアダルト版)に驚いたり、おいしそうな屋台をのぞいたりして街を堪能した。でもケーキ屋に並べられた緑色のデコレーションケーキはたまらんなあ〜!
龍山寺では薄曇り程度で夕焼けも見えていたのに、日が落ち、中山站に到着した時には小雨となった。少し早めに到着したので新東陽でお土産をみたり、近くに林立するあやしいゴージャスマッサージ屋さんに笑ったりしつつ辺りを一周。そしていよいよ龍都酒楼へ。



北京ダック この美しいレストランは日本から予約を入れてもらっていたのだ。前もってお願いしていた北京ダックは、二人では多いということで結局半分にしてもらった。それでも結構なボリュームだった。広東風北京ダックの皮は噂通りクリスピー&ジューシィであった。食べて間違いなしのうまさというべきか。他には車エビの炒め物(ニンニク風味のクリームソースがかかった絶品。)広東風味のチャーハン(海鮮あんかけになっていた)。そして、台湾ビールの生2本。ごちそうはこの一日だけだったので、食べててよかった!



 おなか一杯の後はMRTに乗り南勢角駅近くの観光夜市へ。駅前にいきなり高圧電流の鉄塔がそびえている、インパクトあるところだ。屋台で香腸を購入。ダンナさんは黒胡椒風味、私はバター風味・・・しかしこれは油に油というなんともいえないくどさがたまらず、途中で食べるのをやめてしまった。のどが渇いてしまったので口直しににこにこ明るい小姐がいる店でパパイヤミルクを買って飲む。これはパパイヤを冷蔵庫から出してきて、ミルクとミキサーにかけるだけの代物だが、クリーミーでおいしいから好きだ。ここの夜市には日用品、子供服、若者ファッションの店、小物、そして小吃と地元の人が利用する店が並んでいるせいか、他のメジャーな夜市に比べると「ほんわか」している。バイクはやはり走っているものの、車両は入ってこられないため比較的歩きやすい。荒物屋で食器を見ていたら、とても安い茶器を発見。普段づかいならこれで充分だろう。露天の本屋もあり、無造作に本が並ぶ。古本でもなさそうだが。たいていまわり終わった頃、霧雨が降ってきたので帰途についた。



 MRT台北車站でジジちゃんのファンケル広告をデジカメに撮る。おみやげだ。三越前では物産展(果物やお茶など)をやっていたのでそれをひやかし、ホテル近くの本屋で嘉義公園の場所を確認。駅から直線で2キロほどと判明。それから板橋の夜市の場所を確認。続いて頭城を探したが、ほとんど資料がない。そうこうするうち書店が次々閉まり(10時閉店のようだ)、諦めてホテルへ向かう。風呂に入り、ビールと茶卵で一杯やってとりあえず初日は終了