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朝7時起床、7時半すぎに外へ。ホテルの周りをうろうろしたが、結局焼餅油条と豆乳、そして鍋貼を食べることに。これだけでおなかがいっぱいになった。全部で73元という安さ。お店のおじさんはとても親切で、気持ちよく送り出してくれた。さて、ホテルへ急いで戻り、駅へ向かう。地下のショッピングモールで「温泉のもと」を購入。黄色い蛍光色で、いかにも芳香剤的香りがする入浴剤だった。登別の湯と書いてあったが、こんなんだっけ?ちなみに2袋で30元。改札近くのコンビニで朝からビール、そして欲しかった時刻表を購入。ホームにいくと、すぐに列車がやって来た。どやどや乗り込んだが、しばらくの間地下を走り、そこを抜け外へ出たところで、すでに雨はやんでいた。そして、桃園駅に到着する頃には晴れ間が見えていた。車窓の風景は朝の光を浴びてのんびりとひろがる。朝市に集まる人々や、ひしめく古い建物、かと思えば高級マンション、その間に廟が見えたり・・・そのうちビンロウ並木や田んぼばかりとなり、すっかり晴れ渡った空がぱあっと広がる。車内販売で新聞を購入し、外を眺めながらぱらぱらと読む。三面記事を楽しんでいるうちに、嘉義へと到着。 |
外は暑い!半袖で充分の気候だ。まずこれから乗る阿里山ゆきの列車チケットを旅行社まで取りにいかねばならない。しかし住所を片手に探すが、見つからない。あきらめて一旦駅へ戻りツーリストセンターで場所を尋ねると、タクシーで5分、歩いて15分くらいの場所だという。歩くには遠いと言われたのでタクシーに乗ったら、なんと駅のほん近くではないか。それでも100元取られてしまった。くやしい〜!でも、駅員はドコと間違えたのだろうか。それともかつがれたか。むかつきながらタクシーを降りたが、その怒りも吹っ飛ぶような事が待ち受けていた。なんと、旅行社の入っているビル出入口にシャッターが降りていたのだ。(ビルの端っこには旅行社名の書かれた小さなプレートが張り付けられていた。)一瞬呆然としたが、気を取り直し両脇の店舗へ旅行社の場所を聞きに行くがやはりこのビルだという。他に入り口がないとのことなので、とりあえず旅行社へ電話したが、誰も出ない。次に担当者の携帯電話にかけてみると本人が出たので、店のシャッターが閉まっていて入れないけどどうしたらいい?と尋ねた。すると今日は休みだけど大丈夫だという。なにが大丈夫やねん。今会社の前にいると言うと、そこで待っててと答えが。しばらく待っていたが、なかなか来ないので心配になり、再び電話したが切ってまもなくバイクに乗った担当者が登場。チケットを手渡すとすぐに去っていった。・・・私は心配しすぎだろうか? チケットを無事入手できたので、ほっとして楽しみにしていた「噴水鶏肉飯」へ向かう。汗が吹き出てくるのを我慢しながら噴水まで歩く。駅から20分ほどで到着。店はよく混んでいる。奥に空席をみつけ、時間がないので鶏肉飯だけ頼んだ。なかなかこってりしていておいしい。たくわんが添えられていたが、これがまたよく合うのだ。あっという間に平らげた。お昼にはこれに魚丸湯でもつけたら充分だ。駅へ行くまでにタピオカミルクティーを購入。25元。安い。さらにコンビニでいつもの煮卵と缶ビールを仕入れる。 |
嘉義駅のホームは午後の、まばゆいばかりの明るい日差しを浴びて白く輝いていた。吹き抜ける風はあくまでさわやかだ。青い空の向こうからどんどん列車がやってくる。構内の自販機で晩報を買う。ホームの端っこにある阿里山登山鉄道の到着口でぼんやりと待っていたらとことことゆっくり列車がやってきた。しかも車両は小さくてゲージが狭い。乗り込むお客さんはぽつぽつでいざ出発。これがまたすごいところを走って行く。嘉義の市内を走るのだが、家の裏側をすり抜けるようにゆくのだ。路地から路地へ走る感じ。学校の前、食堂の裏口、提灯がぶら下がる通り、家の軒先すれすれのところ。大きな踏切の横にはにぎやかな廟も見えた。交差する道の向こうには活気あふれる店並が伸びていた。線路を背景にと思ったのだろうか、結婚式の衣装を着た二人がスタッフらしき人と撮影をしていた。この目移りする楽しさ一杯のオープニングを堪能していたら、ほどなく北門駅に到着。ここからは大勢乗車してきた。日本人の家族もいた。高雄から来たそうだ。もしかしたら、ココで切符を購入するのが一般的なのだろうか。 |
列車はいよいよ森林地帯へと進む。各自思い思いに席を移動し、外に広がる雄大な風景を楽しむ。午後の日差しの中で、下の方に見える町並みはぼんやりとかすんでいた。深い深い谷が眼下に広がる。列車はくねくねと本当によく曲がった。トイレに行くにも一苦労で、この車両にはなかったのでドアを開けて、前の車両のドアをこれまた自分であけて、えいやっと一気に飛び移るのだ。おそろしい。いくつかの駅を経て、奮起湖駅に到着。弁当売りで有名な駅らしいが、今回はぼた餅売りが来ていた。ひなびた駅前から下方に広がる風景はまさにのどかな行楽地そのもの、観光を済ませておやつの時間を過ぎた頃にそろそろ戻ろうかと家族連れがゆっくり歩いている、そんな雰囲気なのだ。ここは台湾で観光されているガイドブックにもよく紹介されていた。やはり、風情ある街らしい。 |
途中、他の駅にも人がわらわらといるのだが、誰も乗り込んでこなかった。どうやら、車であがってきてハイキングを楽しんでいるようだ。そして、皆登山列車をバックに写真撮影に励んでいた。列車に向かって手を振る人もたくさんいた。線路脇を散策する人々にもちょくちょく出会った。乗っている方がびっくりした。危なくないのだろうか。走り出して3時間近く、時刻にして夕方4時頃を過ぎたら急に寒くなってきた。高度も上がっているせいもあるだろうが。こんなところによく列車を引いたものだと、日本人技師と工事に携わった人々の努力に頭が下がる思いだ。さらに進むと「もののけ姫」が走り抜けていきそうな鬱蒼とした森になってきた。スイッチバックを繰り返し、最後の登りに入っていく。折れてしまった神木を通り過ぎ、阿里山駅に。でもプラットホームしかない。駅舎を建設するにはまだまだ時間がかかりそうだ。そこからすぐに沼平駅に到着した。 |
駅前にはなにもない。阿里山賓館の出迎えが来ていた。ツオウ族の衣装に身を包んだお嬢さんがプレートを掲げていた。その後ろをぞろぞろとついてゆき、バスに乗り込み、まもなくホテル到着。バスの中で明日のモーニングコールとバスの時間を告げられる。チェックインを済ませ、部屋に向かったがなんと1階の102号室。シャトルバス乗り場の真ん前の部屋。これじゃカーテンを開けられない。部屋はかわいらしく作ってあるから、まあいいか。暖房が入らないので、フロントで尋ねると夜8時からということ。結構寒いねんけどな〜!そのまま外へ出て、かわいくライトアップされていたホテルの正面玄関で写真を撮った。カップルが玄関前のベンチでコーヒーを飲んでいた。ホテルのレストランで食事もいいけど、せっかくなので阿里山駅まで歩くことにした。まだ6時過ぎ、日が落ちたところだったので暗いとはいえ人の往来は結構ある。阿里山駅までは下り道なので割とすぐに到着。お店の灯りがきらきらしていて嬉しくなってくる。すべての食堂をチェックし、土産屋までのぞいて、気のいいおばちゃんがいる地方名菜のお店へ入ることに。お客さんが割と入っていたのだ。テーブルクロスを毎回変えられるよう、薄いビニールを重ねて使用しているため清潔だ。猪の葱炒め(しょうがたっぷり)、筍と雪菜を煮たもの(あっさり味で筍は柔らかい)、椎茸と豚肉の乾麺(豚肉と椎茸の甘辛いミソがかかっている)、エビチャーハン、ビールというメニュー。これで490元だ。文句なしのおいしさで、しかも山の幸たっぷり。大満足だった。暗い夜道、降ってきそうな星空を眺めながらゆっくりと帰っていった。実は登りなので早く歩けないのだ。まだ7時過ぎだったのでこれまた人が結構歩いていた。 |
| 部屋へ戻りお風呂にはいる。このホテルは日本人向けになっているのか、バスタブは普通だが、外側の床にタイルを貼り、排水溝をつけてある。掛かり湯ができるのだ。洗面器も置いてあった。シャワーカーテンもない。体を洗ってからお湯をはり、温泉のもとを入れた。結構あったまる。のんびりつかると芯までほかほか。お風呂から上がってベッドにもぐりこんでしばらくすると、暖かい空気が出てきた。暖房がやっと始まったのだ。この日は翌朝4時半起床なので、9時過ぎには寝る体制に。部屋の前では車が到着したりで結構騒がしかったにもかかわらず、10時頃にはすでに白河夜船・・・ |
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