台湾において、日本統治時代に神社が各地で建立されました。そして、多くで狛犬が設置されました。戦争が終わって、神社は取り壊されました。しかし、狛犬は獅子の流れだからでしょう、そのまま壊されることなく、神社跡につくられた学校や公園に据えられたものがあります。中には穴を掘って埋めて隠し、混乱期が終わってから掘り出してまた設置したものまであるそうです。私は、壊されることなく、静かな余生を送る狛犬たちにどうしても会いに行きたくなりました。当時はちょうど、日本国内で量産型の狛犬と地方色豊かな昔ながらの狛犬がその立場を入れ替えてゆく時期にあたります。そんな時代、いったいどのような狛犬が海を渡っていったのか。据えられた土地に住む人々の出身地と関係はないのだろうか。そうなってくると道祖神のまねきにあひて取るもの手につかず・・・半年ほど時間を取り、事前に狛犬の場所や獅子博物館について調べ、いよいよ旅立ちの日を迎えることになりました。年末年始の短い期間に、いったいどれだけの夢をかなえる事ができるでしょうか。
※台湾の狛犬を調べるため、台中会世話人をされている喜早天海さま及びお友達に大変お世話になりました。ありがとうございました。
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